皆様こんにちは。
寒くなってきて年末がじりじりと近づいてきている中、いかがお過ごしでしょうか。
ところで皆様は年末が近づいてきたと実感するポイントはどこでしょうか?
人や業種によって様々かなと思うのですが、ブログ担当個人としてはUSJのCMがハロウィンからクリスマスに切り替わったのに気付いたタイミングで年末きたなと感じます。
そしてなんといっても会計事務所が年末が近づいてきたと感じるランキング間違いなく1位であろうイベントがそう、タイトル通り「年末調整」です。
社会人であれば一度は耳にしたことがある年末調整というワードですが、実際には何が行われているのでしょう?
今回のブログはそんな年末調整の仕組みをわかりやすく解説していきます。
年末調整とは
年末に調整をする
以上で説明を終わります。
というわけにはいきませんよね。アカウンティングジョークです。
では年末調整とはどの時期の何を調整するのかを説明致します。
結論から先に書くと(結論から先に言うと賢そうな文章になると誰かが言っていた気がします。)
年末調整とは
「1年間の稼いだお金が確定する年末の時期に、今までおおよそで払っていた所得税の金額を、正しい所得税の金額になるように調整する」
作業ということになります。
なぜこの調整が必要になってくるかを説明致しますので少々お付き合いください。
まず大前提として我々は日本人として生きていく中で日本という国に対して税金を払っています。
いわゆる「所得税」と呼ばれる税金です。
ざっくり何の税金か説明しますと、日本という国で生活し働きお金を得る=日本の公共サービス(役所、警察etc)の恩恵を得て生活していると考えられるために国民それぞれが負担する税金となります。
その税金の納め方として個人事業主の人であれば確定申告と呼ばれるもので1年間の収入に対して必要経費を差し引いて所得税を計算して支払います。
しかし多くのサラリーマンの方はシンプルに「収入=給料、必要経費=会社負担」と考えることができ、事務作業や時間の簡略化を目的としてわざわざ確定申告する必要がありません。
(サラリーマンでも確定申告が必要なケースはまた後日説明したいと思います。)
その代わりに毎月の給料から「所得税」を源泉徴収して会社が代わりに預かって国に支払ってくれています。(これは給料を支払う会社に課せられた義務です。)
*源泉徴収とは個人の収入にあたる給料や報酬から直接所得税を徴収(天引き)するという意味
このシステムの毎月給料から引いて払っているという点がポイントです。
上でも説明した通り所得税とは1年間で稼いだお金に対して払う税額が決まります。
つまり毎月引かれている税金はおおよその金額で支払っているということになります。
そこで冒頭の「1年間の稼いだお金が確定する年末の時期に今までおおよそで払っていた所得税を金額を正しい所得税の額になるように調整する」といことになります。
この作業こそが「年末調整」の正体です。
いかがでしょうか?年末調整の仕組みを少しはご理解いただけたかなと思います。
さらにこの調整するにあたって誰しもが生きていく上で必要な支出に関わるものは所得税から控除(値引き)してもらえます。(配偶者、扶養家族、保険料、住宅ローン等)
その控除を受けるにあたって必要になってくる書類が、皆様がいつも会社に提出頂いている
①平成30年分 給与所得者の扶養控除(異動)等申告書
②平成30年分 給与所得者の配偶者控除申告書
③平成30年分 給与所得者の保険料控除申告書
*昨年までは②と③が一体で1枚になっていたものが今年から2枚に分かれているのでご注意下さい
④保険控除証明書一式(原本)
⑤住宅取得等特別控除申告書・借入残高証明書(該当の方のみ)
⑥前職の源泉徴収票全て(今年に途中入社した方のみ)
ということになります。
つまりこれを出さないと控除(値引き)が受けることができないということになります。
もったいないですよね。
なので期限を守ってしっかりとした情報を記入して提出しましょう。
そしてそのあとは我々みのり会計におまかせ下さい。
皆様の大切な所得から適切な税額を導き出します。
みのり会計では「年末調整」に対しても手厚いサービスがございます。
いつでもお気軽にご相談下さい。
では皆様寒くなってきましたので、風邪など体調にお気をつけてお過ごし下さいませ。