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キャッシュレス決済って?【今更聞きづらいシリーズ3】

まめ知識
2019.12.05

皆様こんにちは。

本格的な寒さが近づく中、ついにブログの更新が滞ってから、師走に突入してしまいました。。。

全国に数人はいるであろう当ブログのファンの皆様、お待たせして大変申し訳ございません。

今後はもう少しペースを詰めて皆様に有益な情報を提供できるよう時間を作って更新致しますので、応援のほどよろしくお願い致します。

感想がとてもはげみになります!

 

さて師走というワードが登場しましたが、語源について少し調べてみました。

どうやら年末は「」が忙しく「」りまわるからという説が有力のようです。

はたしてこの「」とは一体誰のことを指すのでしょうか、、、

諸説あるとのことですが僧侶教師などが候補にあがっているようです。

そして、ブログ担当はここであることに気づきました。

 

 

 

「あれ?もしかして師走のは漢字間違いで、実はなのではないか。。。」

 

そうなんです、年末は税理や社労など大忙しの時期なのです。

というわけでこれからは「しわす」のことを敬意をこめてこう表記しましょう

 

士走」と。。。

 

失礼致しました。調子にのりました。。。

当然多くの業界業種の方が多忙でいらっしゃるかと存じますので、これからも「師走」でいきましょう!

 

 

さて、話は変わりましてタイトルの件についてですが消費増税が実行されてから2ヶ月が経ちましたが皆様の経営にどのような影響がありましたでしょうか?

会計事務所への影響としては今まで1本で良かった仕訳が3本や4本に増えるという業務に直接的な影響を受けております。

例えば今まではコンビニで税抜100円の飲物と200円の電池の買い物をした場合は仮に雑費として324円(消費税8%)で経費計上していたとします。

それが10月以降でクレジットなど電子決済で買い物をしてキャッシュレス決済の還元も受けた場合は
レシートをしっかりと確認した上で

雑費108円(軽消費税8%)
雑費220円(消費税10%)
雑収入7円(対象外)

といったように3本の仕訳を切る必要があります。

これらの事実を見ても実は「士走」というのはあながち間違いじゃないのではと思います。(しつこい)

 

このように目に見えて業務量が増加したわけですが、当事務所では企業努力によって顧問料や決算料に影響がでないよう最大限努力してまいります

 

 

 

今回はこの一連のやりとりの中でもキャッシュレス決済という点に焦点を当てて消費者目線ではなく事業者目線でお話できればと思います。

そもそもキャッシュレス決済とはどういった意味でしょうか?

キャッシュcash現金レスless~なしの

つまり現金のいらない決済というそのままの意味ですね。

 

では実際のキャッシュレス決済にはどういった取引が含まれるでしょうか?現状では大きく分けて3つに分類できるようです。

それぞれを導入コスト、手数料、入金までの日数といった観点からメリットデメリットを比較してみましょう。

キャッシュレスネコ

 

クレジットカード
キャッシュレス決済がもてはやされる以前から、使用されていたもので一番皆様が馴染みがあるものかと思います。
まずメリットとしては利用者が一番多いという点と使う金額が高くなる傾向あるという点あげることができます。
つまりクレジットカード決済を導入している店舗では導入していない店舗に比べて集客につながる可能性があるということになります。

導入コスト:高
手数料:高
入金までの日数:長(月2回など)

直接契約方式で各クレジット会社と個別に契約を結ぶ方式と決済代行会社経由で一括で契約する方式と選ぶことができます。

 

 

電子マネー
iDやnanaco、Suicaなどに代表される利用金額を事前にチャージしてタッチで支払う形式のものになります。
現在では使用されている方も結構多いのではないでしょうか?クレジットの決済に比べ基本的にチャージした金額を上限に使用するので いくら使ったかを把握しやすいため使い過ぎの心配が少ないという理由もあるようです。

導入コスト:中~高
手数料:中~高
入金までの日数:長(月2回など)

ただクレジットカードを使用するまでもない少額の決済ではかなりの利便性を誇っているように感じます。
ワンタッチで利用でき決済の時間が一番短いという点が最大の特徴となっています。

実際に電子マネー系の保有率は2008年の26.3%から2018年では59.2%と大幅に普及しており、
ひと月の平均利用額も8,727円から18,256円へと 倍増しています。

今回のキャッシュレスの推進や地方の交通網の電子マネー化が進めばさらに利用者は増えていくのではないでしょうか。

 

 

QRコード
PayPayやAirPayなどスマートフォンのような利用端末のみで決済できる方法となります。
キャッシュレス決済の最後の火付け役といった印象でしょうか?
スマホの文化の中で育った若年齢層は当然のこと、高年齢層にも大々的なキャンペーンや今回のキャッシュレス決済の還元で普及しつつあるように感じます。
利用者がまだまだ他に比べ少ないことがデメリットとなりますが、QRコードを置くだけで導入することができるため導入コストは圧倒的に安いです。

導入コスト:0~低
手数料:低~中
入金までの日数:短(即日、翌日など)

導入コストや手数料の高さでクレジットカードや電子マネー決済の導入を足踏みする小規模な店舗には導入しやすくなっています。
現状様々乱立しているPay達ですが今後の普及と共に生き残りの競争がはじまり、期待が持たれている分野です。

 

 

以上が現状のキャッシュレスを大枠で分類したものになります。

まだまだ現金での決済が多くをほこる日本の文化において、今後のキャッシュレス決済がどのように浸透していくか、またそれによって経済活動にどのような影響がでるか 考える余地はまだまだありそうです。

 

仮にキャッシュレス決済がメインになる未来がくれば、導入していない店舗では集客の面で大きくマイナスとなるのではないでしょうか。

デジタル決済の分野で先進国のスウェーデン(現金決済率2%)では体内に埋め込んだマイクロデバイスで電車料金の支払いを済ませることができるサービスが開始されていたり、
オフィスや家、車の鍵といったロックの解除にも有用です。

さらには体内に埋め込んだマイクロデバイスによってがんや病気の症状をモニタリングできるシステムの開発なども進めらているようです。

 

日々、技術は進歩していきますね。

 

新しい技術の全てが正しく問題がないかというとそうではないと思いますが、知っている場合と知らない場合では大きなビジネスのチャンスを見逃したり、安定していた収入の確保が数年で変わってしまうこともあるかもしれません。

 

会計事務所としては常に様々な情報に目を向けて、経営者の皆様にとって有益な情報提供ができるように努力していまいります。

本格的な寒さが近づく中、皆様におかれましては体調など崩されたりしないよう、そして元気に令和2年を迎える準備と年末調整の書類の提出をお忘れなきようよろしくお願い致します。